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ハンドメイド作品をネットで販売しようと思うと、まず立ちはだかるのが販売サイトの問題です。
多くの人がハンドメイドマーケットでの出品やネットショップの立ち上げを選択することになりますが、そもそも、どんなサイトがあるのか?が把握できていなかったり、何を基準にサイトを選べばいいのかわからないかと思います。
この記事では、こんな悩みを解決できるように、販売歴5年のハンドメイド作家が、サイトの選び方と、初心者におすすめの販売サイトについてご紹介します。
何がある?販売サイトの種類
まずは、ハンドメイド作品をネットで販売できるサイトの種類をお伝えします。ネットで販売する方法はいくつかあります。「自分でWebサイトを立ち上げる」「SNSで集客して直接 販売する」などがありますが、どれも初心者にはハードルが高め。
初心者の方におすすめの売り方は、販売サイトを利用すること。特別なスキル不要で、カンタンに出品ができます。
販売サイトで売る方法も、
- ネットショップ作成サービスで売る
- ハンドメイドマーケットで売る
ここでは、それぞれの特徴をご紹介していきます。
ネットショップ作成サービス
ハンドメイドマーケット以外でネット販売するもう1つの方法に、「ネットショップ作成サービス」が挙げられます。ネットショップ作成サービスとは、インターネット上でお買い物ができるホームページ(通販サイト)を、初心者でもカンタンにつくれる仕組みを提供しているサービスのこと。
お店のホームページをつくり、そこで販売するイメージです。
日本では
などのサービスが広く認知されています。
ネットショップは、サイト(ホームページ)のページ構成やデザインを自分でカスタマイズしなければなりません。ここは手間ですが、ブランドにあわせたサイト設計ができるのが大きなメリット。
ハンドメイドマーケット
ハンドメイドマーケットとは、既製品ではなく自分で手作りした物や、自分でパーツなどを組み合わせて作ったオリジナルデザインの物を販売・購入するサイトのこと。たくさんのハンドメイド作家さんが1つのサイトに集まり、そこで自分たちの手作り品を売買するマーケットです。
ハンドメイド作品を「売りたい人」と「買いたい人」をつなぐサービスです。
日本の人気サイトだと
などが挙げられます。
どっちがいいの?
「ハンドメイドマーケット」と「ネットショップ作成サービス」のどちらにもメリット・デメリットがあります。どちらで売るのがいいのか?については、それぞれのメリット・デメリットを比較したうえで検討してみてください。
ネットショップ作成サービスのメリット・デメリット
- 手数料が安い
- 自分のショップを持てる
- 機能が充実
- カスタマイズ性が高い
- 集客力が弱い
カスタマイズ性が高く、ショップのデザインも自分の思い通り。作品の世界観をショップデザインに反映すれば、ブランディングの確立ができます。
ネットショップ作成サービスで売ってみたい方は、「BASE」からはじめてみると良いでしょう。
ハンドメイドマーケットのメリット・デメリット
- 集客力がある
- ハンドメイド好きが集まる
- ハンドメイドマーケットに参加できる
- 決済方法が多彩
- 手数料が高い
- 他の作家の作品が表示される
オフラインでのイベントも年に数回 行われているので、お客様に直接 販売できるのもハンドメイドマーケットの特徴です。
ハンドメイドマーケットで売ってみたい方は、「minne」からはじめてみると良いでしょう。
どう違う?販売サイト6社の比較
次に、どんなハンドメイドマーケットやネットショップ作成サービスがあるのか?をお伝えしていきます。国内の主要な販売サイトとその特徴は次の表の通りです。
サイト名 | 種類 | 販売手数料 | 特徴 |
出典:BASE公式サイト | ネットショップ | 無料プラン:3.6%~ +40円 +3% 有料プラン:2.9%~ |
・開設実績6年連続No.1 ・ネコポス/宅急便コンパクト対応 ・アプリからの集客あり ・多機能/カスタマイズ性が高い ・匿名配送が使える |
出典:STORES公式サイト | ネットショップ | 無料プラン:5% 有料プラン:3.6% |
・決済手数料が安い ・SNSとの連携が強い ・振込手数料無料 |
出典:メルカリShops公式サイト | ネットショップ | 10% | ・メルカリと同じ出品体験で使える ・ネコポス/宅急便コンパクト対応 ・匿名配送が使える ・アプリからの集客あり |
出典:minne公式サイト | ハンドメイド マーケット |
10.56% | ・作家数/作品数No.1 ・ネコポス/宅急便コンパクト対応 ・購入レビュー率が高い ・アマチュアからプロまで幅広く活躍 ・匿名配送が使える |
出典:Creema公式サイト | ハンドメイド マーケット |
11% | ・2010年開始の老舗マーケット ・作家1人あたりの決済額が高い ・プロ/セミプロが中心に活躍 |
出典:iichi公式サイト |
ハンドメイド マーケット |
20% | ・プロから職人が中心 ・モノにこだわる客が中心 ・販売手数料が高い |
BASE(ベイス)
サイト名 | BASE |
登録料・月額 | 無料 |
販売手数料 | 3.6%~+40円+3% |
振込日 | 申請日から10営業日(土日祝除く) |
振込最低金額 | なし |
振込手数料 | 250円 |
事務手数料(振込時) | 2万円未満:500円 2万円以上:0円 |
BASEは開設実績6年連続No.1のネットショップ作成サービス。月額無料のスタンダードプランと有料のグロースプランがありますが、使える機能に差はなく、手数料だけが違います。
ネットショップの弱みは集客力ですが、BASEにはショッピングアプリがあるので、そのアプリからの流入で集客力の弱さをカバーできています。
サポート体制も万全で、困ったときはチャットサポートですぐに解決できました!
STORES(ストアーズ)
サイト名 | STORES |
登録料・月額 | 無料プラン:0円 有料プラン:2,980円 |
販売手数料 | 無料プラン:5% 有料プラン:3.6% |
振込日 | 月末締めの翌月20日払い |
振込最低金額 | なし |
振込手数料 | 0円 ※手動入金で売上合計10万円未満の場合 振込手数料200円 |
無料プランは月額費用がかかりません。その反面、決済手数料(販売手数料)が高く、機能も制限されています。有料プランにすると、手数料が安くなり、決済手段のカスタマイズ・独自ドメインなどの機能が利用できるようになります。
注意点は、配送を自分で手配しなければならないこと。BASEやminneといった販売サイトではネコポスや宅急便コンパクトといった便利な配送方法が利用できますが、STORESでは使えません。
配送方法は出品中にはじめて気づいて困ります。出店前の今 知っておきましょう。
メルカリShops(メルカリショップス)
サイト名 | メルカリShops |
登録料・月額 | 無料 |
販売手数料 | 10% |
振込日 | 月末締めの翌月10日払い |
振込最低金額 | 販売利益が5,000円以上 |
振込手数料 | 200円 |
メルカリとは違い、値下げ交渉がなく、在庫管理が可能になったため、一般的なネットショップのように商品の売買ができます。
販売手数料は、ネットショップとしては高い10%。BASEやSTORESと比べるとかなり高くなっています。その分、minneやCreemaに負けないくらいの集客力があります。
メルカリと同じように使えるので、メルカリで出品したことのある方におすすめ。
minne(ミンネ)
サイト名 | minne |
登録料・月額 | 無料 |
販売手数料 | 10.56%※送料含む |
振込日 | 月に1回、毎月月末〆の翌月末支払い |
振込最低金額 | 受取可能な残高が1,000円 |
振込手数料 | 220円 |
CM・雑誌などによる一般認知度が高く、2022年には作家数 85万人、作品数 1,596万点を超えています。利用者は20~30代が多く、女性が9割を占めます。
ハンドメイド好きが集まる、国内でもっとも知名度のあるサイトですね。
配送方法はネコポスや宅急便コンパクトに対応しているため、小さなハンドメイド作品を販売する方には便利です。また、ハンドメイドマーケットでは唯一、匿名配送にも対応しています。
Creema(クリーマ)
サイト名 | Creema |
登録料・月額 | 無料 |
販売手数料 | 11% |
振込日 | 申請した月の翌月末日支払い |
振込最低金額 | なし |
振込手数料 | 30,000円未満:176円 30,000円以上:275円 (PayPay銀行の場合は一律55円) |
商品を販売する作家の数はminneが3倍の規模を誇りますが、年間流通総額はminneが150.7億円(2022年12月期)、Creemaが160 億円(2022年2月期)と、ほぼ同じ規模。と言うことは、作家1人当たりの決済額がCreemaの方が高いという解釈ができます。その理由は、Creemaがプロやセミプロが中心のマーケットだからです。
実際にCreemaを見てみると、minneよりも洗練された、おしゃれで大人っぽいハンドメイド作品が多い印象を受けると思います。作品1つあたりの単価も、全体的にCreemaの方が高い印象があります。
まったくの素人が販売するサイトではないので、ある程度の実績を積んでから出品することをおすすめします。
iichi(イイチ)
サイト名 | iichi |
登録料・月額 | 無料 |
販売手数料 | 20% |
振込日 | 月に1回、毎月月末〆の翌月20日支払い |
振込最低金額 | なし |
振込手数料 | 160円 (PayPay銀行の場合は一律55円) |
洗練されたハンドメイド作品がメインで、男性ユーザーも多め。購入者は30代~50代の都会に住む方で、「モノにこだわる人」が中心となって利用しています。
作品数は2020年時点で65万点。「出品者を多く集めていろんな作品を売る」といった他の販売サイトとは異なり、「1点1点の質を高める」というスタンスが感じられます。
もちろん誰でも登録できますが、プロが多く出品しているので、初心者は避けた方が無難かもしれません。販売手数料は20%とかなり高めです。
アマチュア作家が出品しても、浮いてしまいます。
どう選ぶ?販売サイトの選び方
ここまで、人気 販売サイトの特徴をご紹介してきました。どのハンドメイドマーケットも出品はカンタンで基本無料です。ネットショップもハンドメイドマーケットと同じくらいカンタンに出店ができ、売れるまでは手数料がかかりません。
では、自分のハンドメイド作品はどこで売るべきなのでしょうか?
販売サイト選びのポイントになるのは、
- 販売手数料の違い
- 連携してる配送方法の違い
- 機能性やカスタマイズ性の高さ
1つずつ解説していくので、自分にあった販売サイト選びのご参考にしてください。
販売手数料の違い
「販売手数料」とは、ハンドメイド作品が売れたら、販売サイトに支払う手数料のこと。売り上げの一部から自動でひかれます。今回ご紹介した販売サイトの販売手数料(決済手数料)は次の通りです。
- BASE:3.6%~+40円+3%
- STORES:5%
- メルカリShops:10%
- minne:10.56%
- Creema:11%
- iichi:20%
販売手数料を比較してみると、STORESがもっとも安く、次いでBASEが安くなっています。メルカリShops、minne、Creemaは10%前後、iichiは20%とかなり高い設定になっています。
販売手数料は数%とわずかな差に思えるかもしれません。ただ、売上が伸びてくるとこの数%の差に悩まされます。
売上 | STORES | メルカリShops |
10,000円 | 500円 | 1,000円 |
30,000円 | 1,500円 | 3,000円 |
50,000円 | 2,500円 | 5,000円 |
100,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
150,000円 | 7,500円 | 15,000円 |
200,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
販売サイトを選ぶときは、販売手数料のことも考えながら出品を検討しましょう。
連携してる配送方法の違い
一部の販売サイトでは、ヤマト運輸や日本郵政と連携し、個人では利用できない配送方法を、特別な料金で利用できるサービスを提供しています。今回ご紹介した販売サイトだと、以下が配送業者と連携をとっています。
- BASE:ネコポス / 宅急便コンパクト / 宅急便
- メルカリShops:ネコポス / 宅急便コンパクト / 宅急便
- minne:ネコポス / 宅急便コンパクト
「STORES」「Creema」「iichi」といった販売サイトでは、ヤマト運輸や日本郵政との連携がないため、自分で手配しなければなりません。
配送費はなるべく抑えたいところなので、できればヤマト運輸や日本郵政と連携している販売サイトを選ぶと良いでしょう。
機能性やカスタマイズ性の高さ
手数料の安さや配送方法も重要ですが、機能性やカスタマイズ性の高さも大切です。なぜなら、自分のやりたいことが実現できないとストレスになるからです。機能性やカスタマイズ性の高さでいうと、ネットショップがおすすめ。ハンドメイドマーケットよりも自由度が高く、コンテンツ力の高いショップを作成できます。
たとえば、BASEやSTORESでは「Instagram連携機能」があり、Instagramの投稿に商品をタグづけして、BASEの商品販売ページへ直接リンクさせることができます。このInstagram連携はminneやCreemaでは利用できません(以前はできましたが、仕様変更で利用不可に)。
ほかにも、「クーポンの作成」「メールマガジンの配信」といった売上アップに欠かせない機能が豊富にあります。初心者の方がこれらの機能をいきなり使うことはありませんが、運営に慣れてくると必ず欲しい機能になるので、機能性・カスタマイズ性の高い販売サイトをはじめから選んでおくことが大切です。
初心者におすすめの販売サイトは?
販売サイトの選び方を踏まえたうえで、ハンドメイド初心者の方におすすめをご紹介します。「初心者の私はどこで売ればいいの?」と困っている方はぜひご参考に。初心者におすすめは「BASE」
サイト名 | BASE |
登録料・月額 | 無料 |
販売手数料 | 3.6%~+40円+3% |
振込日 | 申請日から10営業日(土日祝除く) |
振込最低金額 | なし |
振込手数料 | 250円 |
事務手数料(振込時) | 2万円未満:500円 2万円以上:0円 |
これからハンドメイド販売をはじめる初心者さんにおすすめなのが、ネットショップ「BASE(ベイス)」です。
BASEは完全無料で出品できるネットショップでありながら、販売手数料はminneやCreemaと比べても安く、高機能でカスタマイズ性に優れています。
Instagram販売やクーポン・メルマガ配信など売上アップに欠かせない機能が充実!
BASEは毎月のように新しい機能が搭載されていて、どんどん便利になっています。周りに置いて行かれないように、早めに出店しておくことをおすすめします。
他のサイトにも登録すべき?
「販売サイトはとにかく たくさん登録!」なんて言っているハンドメイド作家さんもいます。たしかに、いろんな販売サイトに出品すれば、お客様に目に触れてもらう機会は増えるかもしれません。でも、いろんな販売サイトに登録すると、サイトの管理だけで手一杯になる恐れも。
実際、私は3つの販売サイトに登録したあたりから、管理が煩雑になって面倒になりました。
「サイトに登録しすぎて、忙しくなった!」なんてことにならないよう、登録する販売サイトはせいぜい2つくらいに抑えましょう。
まとめ
ご紹介したどのハンドメイド販売サイトも、初期費用・月額料金が無料で、カンタンに出品ができます。出品までのハードルが低い分、注意したいのが販売サイト選び。ショップが軌道にのってきたころに、「こっちの販売サイトの方が良かったかも…」なんて不満を感じても遅いです。あとから販売サイトを変えてしまうと、せっかく付いたリピーターも離れてしまいます。
ですので、はじめから「自分にあった販売サイトか」「運営後に困ることはないか」をよく確認することが大切です。
とはいえ、ハンドメイド販売の経験がない初心者の方にその見極めは難しいかと思います。
そんな初心者の方ににおすすめは「BASE」。ランニングコストが安く、無料で使える機能も充実。私は運営していて困ったことはほとんどありません。
まずはBASEでスタートしてみてください!売れるまでは手数料がかかならいので、安心して販売できますよ。