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駐車場シェアリングサービスを運営している会社は様々あります。駐車場オーナーになるならどこに登録した方が良いか比較検討しました。
駐車場シェアリングサービス?
駐車場シェアリングサービスは、シェアの奪い合いをしている状況にあります。目的の場所に行って駐車場を探すのではなく、予め予約して目的地に向かうことができる。
しかもコインパーキングより安価で利用でき、今後ますます便利な世の中になっていきます。
そんな駐車場シェアリングサービスには、次のようなものがあります。
・特P
・akippa
・トメレタ
・タイムズのB
・toppi!
・軒先パーキング
特Pは運営会社に支払う手数料が30%と業界最安のため、収益面を考えたら特Pは最有力です。
駐車場シェアリングサービスの中で最も知名度があるのがakippa。TVでも紹介され成長率ではナンバーワンです。
特Pとの違いは運営会社に支払う手数料です。特Pは30%に対しakippaは53.7%あり、akippaは収益面で特Pに劣ります。
駐車場登録台数は圧倒的にakippaが業界ナンバーワンです。利用者も最も多い。
akippaの評判・口コミが気になる方は関連記事をどうぞ。
コインパーキング等で有名な駐車場経営最大手のタイムズ。最大手の安心感があります。利用するにはタイムズ会員登録が必要ですのでひと手間かかります。
タイムズユーザーとしてはタイムズのBを利用して貯めたポイントはレンタカーを利用時に利用可能です。
タイムズ会員はタイムズのBを利用した方がお得です。
もとはスペースレンタル(軒先ビジネス)を運営する会社ですが、実はシェアリングサービス業界の最古参です。
駐車場オーナーとして手数料35%は特Pに次ぐ業界第二位です。他のシェアリングサービスと比較して駐車場登録件数はかなり少ないので回転数が回るような好立地であればアリ。しかし、それなら特Pの方が良いとなってしまう。
toppi!は、三井のリパークが運営している駐車場シェアリングサービスです。安心の大手企業ですが、他社と比較すると駐車場登録台数が少ないです。駐車場オーナーとして登録するなら競合が少なく検討の余地はあります。
手数料40%と料金は少し割高な印象ですが、業界大手が運営している駐車場シェアリングサービスとして安心して利用したいというオーナーやユーザーにおすすめです。
ただし、ユーザーに限っていうと駐車場登録台数の数から他社と併用して利用した方が良さそうです。
NTTドコモが運営するシェアリングサービス。主に関東周辺、大阪周辺、地方ではごく一部札幌ドームなどでサービスを展開。
規模では他のシェアリングサービスに劣る。
手数料は公式サイトに記載がなく、24時間対応のサポート窓口に電話で確認したところ、場所によって決まるそうで30%~40%とのこと。
公式サイトで利用者数や駐車場台数を数字で表現していないか調べてみました。
結論、シェアリングサービス業界では特Pとakippaが2強です。
利用者として使うなら、タイムズのBもお勧めです。akippaと比較すると駐車場料金の相場が安いところが多い。
・akippa
・トメレタ
・タイムズのB
・toppi!
・軒先パーキング
特P
運営会社 | 株式会社アース・カー |
運営会社に支払う手数料 | 30%(業界最安) |
初期費用 | 無料 |
解約違約金 | なし |
オーナー登録審査 | 駐車場の写真を提出 |
時間単位 | 15分単位 |
yahooカーナビとの提携 | なし |
ユーザー登録料 | 無料 |
キャンセル料 | 前日まで無料 |
ユーザーの登録先 | 安い駐車場を検索して事前に予約!特P(とくぴー) |
オーナーの登録先 | かんたん駐車場貸出フォーム |
特Pは運営会社に支払う手数料が30%と業界最安のため、収益面を考えたら特Pは最有力です。
akippa
運営会社 | akippa株式会社 |
運営会社に支払う手数料 | 53.7% |
初期費用 | 無料 |
解約違約金 | なし |
オーナー登録審査 | 駐車場の写真を3枚提出 |
時間単位 | 15分単位 |
yahooカーナビとの提携 | 休止中(2021年9月10日から2022年10月現在まだ休止中) |
ユーザー登録料 | 無料 |
キャンセル料 | 前日まで無料 |
ユーザーの登録先 | 駐車場だって予約ができる! |
オーナーの登録先 | スマホでカンタン駐車場オーナー【akippa】 |
特Pとの違いは運営会社に支払う手数料です。特Pは30%に対しakippaは53.7%あり、akippaは収益面で特Pに劣ります。
駐車場登録台数は圧倒的にakippaが業界ナンバーワンです。利用者も最も多い。
akippaの評判・口コミが気になる方は関連記事をどうぞ。
タイムズのB
運営会社 | タイムズ24株式会社 |
運営会社に支払う手数料 | 40% |
初期費用 | 無料 |
解約違約金 | なし |
オーナー登録審査 | 駐車場の写真を提出 |
時間単位 | 15分単位 |
yahooカーナビとの提携 | あり |
ユーザー登録料 | 無料 |
キャンセル料 | 前日まで無料 |
ユーザーの登録先 | タイムズのBユーザー |
オーナーの登録先 | タイムズのBオーナー |
タイムズユーザーとしてはタイムズのBを利用して貯めたポイントはレンタカーを利用時に利用可能です。
タイムズ会員はタイムズのBを利用した方がお得です。
軒先パーキング
運営会社 | 軒先株式会社 |
運営会社に支払う手数料 | 35% |
初期費用 | 無料 |
解約違約金 | なし |
オーナー登録審査 | 駐車場の写真を提出 |
時間単位 | 15分単位 |
yahooカーナビとの提携 | なし |
ユーザー登録料 | 無料 |
キャンセル料 | 前日まで無料 |
ユーザーの登録先 | 軒先パーキング |
オーナーの登録先 | 軒先パーキング |
駐車場オーナーとして手数料35%は特Pに次ぐ業界第二位です。他のシェアリングサービスと比較して駐車場登録件数はかなり少ないので回転数が回るような好立地であればアリ。しかし、それなら特Pの方が良いとなってしまう。
toppi!
運営会社 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
運営会社に支払う手数料 | 40% |
初期費用 | 無料 |
解約違約金 | なし |
オーナー登録審査 | 駐車場の写真を3枚提出 |
時間単位 | 15分単位 |
yahooカーナビとの提携 | なし |
ユーザー登録料 | 無料 |
キャンセル料 | 前日まで無料 |
ユーザーの登録先 | toppiユーザー |
オーナーの登録先 | toppiオーナー |
手数料40%と料金は少し割高な印象ですが、業界大手が運営している駐車場シェアリングサービスとして安心して利用したいというオーナーやユーザーにおすすめです。
ただし、ユーザーに限っていうと駐車場登録台数の数から他社と併用して利用した方が良さそうです。
トメレタ
運営会社 | NTTドコモ |
運営会社に支払う手数料 | 30~40% |
初期費用 | 無料 |
解約違約金 | なし |
オーナー登録審査 | 駐車場の写真を3枚提出 |
時間単位 | 1日単位 |
yahooカーナビとの提携 | なし |
ユーザー登録料 | 無料 |
キャンセル料 | 前日まで無料 |
ユーザーの登録先 | トメレタユーザー |
オーナーの登録先 | トメレタオーナー |
規模では他のシェアリングサービスに劣る。
手数料は公式サイトに記載がなく、24時間対応のサポート窓口に電話で確認したところ、場所によって決まるそうで30%~40%とのこと。
公式発表している業績、利用者数や駐車場台数に関する数字
それぞれの利用者数や駐車場台数を確認できれば規模の比較ができるのですが、どこも正確な数字は発表していません。公式サイトで利用者数や駐車場台数を数字で表現していないか調べてみました。
・特p 「全国の10万件以上の豊富な駐車場データ」
・akippa 「累計利用者290万人」「全国に常時30,000件以上の予約可能な駐車場が掲載中」
・タイムズのB なし
・トメレタ なし
・toppi! なし
・軒下パーキング なし
(※数字は2022年10月現在)
数字で表現していたのは「特P」と「akippa」の二つだけでした。・akippa 「累計利用者290万人」「全国に常時30,000件以上の予約可能な駐車場が掲載中」
・タイムズのB なし
・トメレタ なし
・toppi! なし
・軒下パーキング なし
(※数字は2022年10月現在)
結論、シェアリングサービス業界では特Pとakippaが2強です。
利用者として使うなら、タイムズのBもお勧めです。akippaと比較すると駐車場料金の相場が安いところが多い。
業績を比較してみた
● 特P(株式会社アース・カー)
純利益▲2億9100万円 利益余剰金▲19億3千万円 総資産1億4900万円
● akippa(akippa株式会社)
純利益▲3億1431万円 利益余剰金▲17億4708万円 総資産8億0691万円
純利益▲2億9100万円 利益余剰金▲19億3千万円 総資産1億4900万円
● akippa(akippa株式会社)
純利益▲3億1431万円 利益余剰金▲17億4708万円 総資産8億0691万円
駐車場シェアリングサービスはサービス開始初期「需要は大きいが儲からない」と言われていました。
業界トップの2社でも収益はマイナスなことを考えると、いずれ企業の統合が行なわれる可能性があります。(すでに2018年に楽天パーキングがサービス終了)
しかし、2社ともに純利益のマイナス幅は減少傾向にあります。
まとめ
登録の前に、駐車場シェアリングサービスに登録予定場所の近隣に、競合となる駐車場が何台あるかを調べておくとよいでしょう。調べ方はそれぞれのシェアリングサービスの利用者として検索すれば分かります。
例えば競合二社が多い地域で「タイムズのB」が少ないのであれば、「タイムズのB」もアリということです。ただし、その地域にタイムズのBが全くないと利用者も全くいないことになるので、全体のパイが小さすぎるのもダメで、バランスの見極めが大事です。
ほどよく競合が少なく、ほどよく利用者が多いことが重要ですね。
どのシェアリングサービスもオーナー登録も解約も無料ですので、特Pで数か月やってみてakippaに変えてみる。その結果、収益が高い方に決めるのもアリだと思います。
費用が一切かからないため安心して始められます。迷っているなら始めてみましょう。