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新しい形の車買取サービスとして人気の2社「MOTA車買取」と「ENG」車買取について、5つの項目で比較してみました。５つの項目として「1.査定方式」「2.買取相場」「3.買取の流れ」「4.利用料」「5.買取代金の支払い」を取り上げ、これらについて徹底的に比較するとともに、それぞれのメリットやデメリットについても解説させていただきます。
愛車の売却にどの事業者を利用しようか悩んでいる方、この2社のどちらかの利用を検討されている方は参考になさってください。
「MOTA車買取」と「ENG」車買取を5つの項目で比較してみました！
| 1.査定方式 | 査定方式と参加企業数や最大査定数、電話連絡数について比較しています。 |
| 2.買取実績 | 最新の買取価格例をピックアップして比較しています。 |
| 3.買取の流れ | 実際に利用した時の、買取の流れについて比較しています。 |
| 4.利用料 | 利用時の査定料や手数料、キャンセル料について比較しています。 |
| 5.買取代金の支払い | 売却時の代金の支払い方法と期日について比較しています。 |
上記５つの項目で「MOTA車買取」と「ENG」車買取を比較します。
知りたい項目からチェックできるよう、クリックすればその項目にスクロールされるようになっています。
1.「MOTA車買取」と「ENG」車買取を査定方式で比較！
| 比較項目 | MOTA車買取 | ENG |
|---|---|---|
| 査定方式 | 一括事前査定 | 電話による自社査定（実車確認あり） |
| 参加企業数 | 489社 | 1社（ENGのみ） |
| 査定最大申込社数 | 20社 | 1社（ENGのみ） |
| 電話連絡数 | 高額査定の最大3社 | 1社（ENGのみ） |
「MOTA車買取」の査定方式の特徴
MOTA車買取は買い取り業者による一括査定ではありますが、事前に査定額を提示した参加業者の中から、高額査定の上位3社のみが交渉権を得て、電話連絡も最大3社からしかこないのが特徴です。一括査定で多くの業者からの電話攻勢に悩まされることなく、高く買い取ってくれそうな業者だけと交渉できます。
さらに実車査定でも最大3社で競ってもらえますので、手間暇かけずに合理的な高額売却が期待できるわけです。
「ENG」車買取の査定方式の特徴
「ENG」車買取の査定方法は、大きな傷や事故歴がなければ電話でのヒアリングで査定額を算出してくれます。そして売却時に車を持ち込んだ際、ヒアリング通りであることが確認できれば当初の査定額で売却することができます。
2.「MOTA車買取」と「ENG」車買取を買取実績で比較！
「MOTA車買取」と「ENG」車買取について、色々な実績に基づいて比較してみましょう。「MOTA車買取」と「ENG」車買取の実例
本来であれば、「MOTA車買取」と「ENG」車買取の実績を比較するのに、同車種の同グレードで、同年式、同程度の走行距離、買取時に何年落ちだったのかなど、同条件のもので買取額を比較するのがベストです。しかし「MOTA車買取」にはこれらのデータが紹介されているものの、「ENG」車買取では車種とグレード、年式、買取額だけしか紹介されておらず、しかも「トヨタ アルファード」と「トヨタ ヴェルファイア」、「トヨタ エスティマ」「トヨタ ウィッシュ」「トヨタ ハリアー」「トヨタ ランドクルーザー」の6車種についてしか紹介されていません。
そのため正確な比較とは言い難いですが、「トヨタ アルファード」と「トヨタ ヴェルファイア」「トヨタ ハリアー」の３車種に絞り、グレードと年式が同じもので２社を比較してみましょう。
「MOTA車買取」の買取例
「ENG」車買取の買取例
2社の買取実例から分かること
「MOTA車買取」と「ENG」車買取の実績を比較した場合、同じグレードで同年式であれば買取額にそれほど大きな差はないようです。ただし、これらの実例は「MOTA車買取」では高額例をピックアップしており、「ENG」車買取では全12例のうちの３例をピックアップしています。
そのため、「MOTA車買取」では、これよりも買取額が低いものもあります。
一方の「ENG」車買取は各グレードの最高額に近いものを掲載しているはずです。
つまりどちらも買取の最高額は非常に似通っているということが読み取れます。
「MOTA車買取」は合理的な一括査定で高額査定になりやすい
「MOTA車買取」が高額査定になりやすいのは、事前一括査定で高額査定をしてきた上位最大3社の買取業者のみが交渉権を得られる仕組みで、さらに実車査定でも競わせることができることがより高額な買取につながっているといえるでしょう。ただしこの買取業者数社からの電話連絡は確実にあるため対応せねばならず、実車査定も数社の査定を受け、買取額の交渉をしなければなりません。
「ENG」車買取は条件さえ合えば高額査定
「ENG」車買取が「MOTA車買取」と変わらないほどの高額買取ができるのにはいくつかの理由があります。「ENG」車買取は通常、カーオークションで車を購入していますが、「ENG」車買取に直接車を持ち込むと、中間業者がカーオークションに持ち込む中間費用などが不要になるため、その分高額で買取ることができます。
もうひとつは、「ENG」車買取は買い取った車を国内で販売するではなく、主にマレーシアなど海外へ輸出しているということです。
海外では日本車に対する人気が高く、特にアルファードやヴェルファイアは人気があるため、これらの車を高額で買取れる理由になっているようです。
これは裏返すと、アルファードやヴェルファイア以外はそれほど高額にならない可能性もあるということになります。
またマレーシアに輸出するには条件があります。
マレーシアでは輸入規制が設けられており、新車登録から１年以上で、５年未満の車しか輸入できなくなっています。
つまり新車登録１年以上、５年未満の車なら高額で買取ってもらえる可能性が高いということです。
3.「MOTA車買取」と「ENG」車買取を買取の流れで比較！
「MOTA車買取」の申込から売却までの流れ
STEP２
最大20社が査定額提示
1の申込の翌日18時に最大20社の買取店の査定額が開示され、WEB上ですべて見られます。
STEP３
高額査定上位3社を選出
高額査定の上位最大3社から連絡があります。
STEP４
現車確認（実車査定）
実車査定で、査定額に納得でき売却を決めれば契約が成立します。
STEP５
売却手続き
必要資料を揃えて提出し、車両を引き渡します。
STEP６
売却代金受け取り
車両引き渡しと必要資料提出後、平均して3～7日程度で売却代金が口座に振り込まれます。
「ENG」車買取の申込から売却までの流れ
STEP２
ヒアリング
「ENG」から電話連絡があり、入力内容の確認や車の状態の確認があります。
STEP３
査定額の提示
ヒアリングが終われば、その場で査定額が提示されます。
査定額に納得すれば仮契約となります。
STEP４
車両引き渡し
「ENG」に車を直接持ち込むか、近くに営業所がない場合は陸送となります。
STEP５
売却代金受け取り
車両の引き渡しが完了後、最短のケースではその日の午後に売却代金が口座に入金されます。
2社の買取の流れの違い
「MOTA車買取」と「ENG」車買取で最も違うのが、査定申込みから査定額の提示まででしょう。「MOTA車買取」の場合は、査定申込みをしてから一括査定で査定額が出揃った後に、査定額上位最大3社の買取業者による連絡への対応や実車査定、価格交渉が必要になるので、ある程度の時間と労力が必要になります。
一方の「ENG」車買取は、電話でヒアリングが済み、査定額に納得ができれば後は引き渡しのみとなり、非常に楽だといえます。
4.「MOTA車買取」と「ENG」車買取を利用料で比較！
2社を利用するにあたり、費用が発生するのかどうかについて比較しました。
査定料
「MOTA車買取」、「ENG」車買取ともに、査定料は無料です。なお「ENG」車買取は電話でのヒアリングが査定となり、実際に車を持ち込んだ際にヒアリング内容と違いがないかの最終確認をおこないます。
成約時手数料
車の売買が成立した時の成約手数料は、MOTA車買取、「ENG」車買取ともに無料です。キャンセル料
MOTA車買取は、実車査定後であっても無料でキャンセルすることができます。ただし買取店と売買契約を結んだ後のキャンセルについては、各買取店の規定により違ってきます。
「ENG」車買取も、電話でのヒアリングで査定額に納得できなければ無料でキャンセルすることができます。
5.「MOTA車買取」と「ENG」車買取を買取代金の支払いで比較！
買取代金の支払い方法は、両社とも口座への振込で、支払い期日は「MOTA車買取」が車両引き渡し後1週間程度が目安ですが、買取店により多少支払期日が前後する可能性があります。
一方の「ENG」車買取は、最短で引渡し日の午後には振り込まれます。
この違いは「MOTA車買取」が買取業者による買取のため、その業者の支払日が反映されるのに比べ、「ENG」車買取が直接支払うことが反映されているからです。
「MOTA車買取」はこんな方におすすめします
ご紹介してきた2社の比較から、「MOTA車買取」をおすすめするのは以下のような方だといえます。- 複数の業者を競合させる方が高額につながると考える人
- 多くの業者に競ってもらった上で、高額買取の可能性が高い業者とだけ交渉したい人
- 3社までの買取業者への対応や価格交渉であれば苦でない人
- 実際に車を査定して価値を判断してもらいたい人
- 愛車はできれば日本国内で乗ってもらいたいと思う人
「ENG」車買取はこんな方におすすめします
ご紹介してきた2社の比較から、「ENG」車買取をおすすめするのは以下のような方だといえます。- アルファードやヴェルファイアを売却したい人
- 新車登録から１年以上、５年未満の車を売却したい人
- 電話でのヒアリングだけで価格が決まることに抵抗がない人
- 海外に輸出されることに抵抗がない人
- なるべく短期間に売却でき、入金も早い方が良い人
まとめ
「MOTA車買取」と「ENG」車買取を５項目に渡って比較してみました。高額買取されているケースを比較するとその価格にはあまり開きはないようですが、買取業者に売却する「MOTA車買取」は少ないながらも複数の業者への対応が必須となります。
一方の「ENG」車買取は、複数の業者に対応する必要はありませんが、高額につながりやすい車種が限られ、年式にも制限があります。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分の愛車の売却にはどちらを利用した方がいいのか、検討材料としてぜひお役立てください。
また、MOTA車買取とENG車買取を比較検討される方は多いですが、中古車売買の大手「ガリバー」の利用を比較検討される方もいらっしゃいます。
